データで社会の「困った」を『いいね!』に変える
データで社会の「困った」を『いいね!』に変える

いきなりですが、問題です。
『とある道沿いに、ファミリーレストランがあります。このお店は、売り上げと来客数がイマイチ…。収益を上げるために、リニューアルをすることにしました。どのようにお店を変えるのが良いでしょうか?』

改善策として浮かんでくるのは、「今よりも目立つ看板を設置する」、「話題になりそうなメニューを開発する」、「飲食代を上げる工夫をする」など、たくさんの案が考えられます。ただ、ビジネスの世界には予算が存在するので、闇雲に行動するわけにはいかず、より成果を出す案を選ばなくてはいけません。そこで登場するのがデータです。来店者は初めての方が多いのか?リピート客が多いのか?一人当たりの飲食代はいくらか?など、様々なデータを集めお店の現状を分析していきます。分析の結果、100人のうち、99人がリピート客ということが分かれば、看板を大きくして新規客を呼び込むより、一人当たりの飲食代を上げる策の方が即効性が高いということが見えてきます。

このプロセスからもわかるように、課題を解決するためには、データを集め、分析することが凄く重要なのです。

研究、教えてくれる先生は

渡部吉昭 教授

文京学院大学で教員を務める前は、銀行や外資系のコンサルティング会社に勤めていました。そこでの経験を生かし、マーケティングや事業戦略、簿記会計を専門としています。日々の講義やゼミでは、社会に出てからも使える「課題解決力」や「思考方法」を身につけてもらえるように心がけています。

渡部吉昭 教授

解決へと導ける
優れた道具です。

実際に社会でも、データを扱う能力を重要視する企業が増えており、管理職に就くための必須条件としてAI資格を設けたり、社員にITパスポートの取得を促し競争力を高める企業や、採用枠にデータサイエンティスト枠を設ける企業が増えています。この社会の変化に対応していくために生まれたのが、ヒューマン・データサイエンス学部です。4年間で、データを集め分析する「課題を見つけ出すチカラ」に加え、発見した課題にアプローチしていく「解決するチカラ」を身につけていきます。

身につけたスキルを世の中の改善につなげるために、ヘルスケア・地域づくり・異文化間コミュニケーションという3つの領域を選択的に学んでいきます。各領域を担当する教員は、本学の人間学部、保健医療技術学部、外国語学部といった既存学部から集まってくるので、多種多様な学びがあるのはまず間違いありません。

コミュニケーション力や
海外を知ることも、
課題解決力につながる
経験です。

課題を解決へと導くためには、「課題を見つけ出すチカラ」と「解決するチカラ」が欠かせませんが、もう一つ加えるとすれば、自分の考えを周りの方々にちゃんと伝えるコミュニケーション力も大切だと思っています。

ヒューマン・データサイエンス学部では、1年次から企業や自治体の方々と協働する*PBL授業を予定しており、実践力の修得と同時にコミュニケーション力の向上も期待しています。学生たちには、会議やプレゼンテーションなどを経験してもらい、立場や世代の違う人たちに自分の考えや思考のプロセスを伝えられるようになってほしいです。

また、ビジネスの世界では、メタ認知という言葉がよく使われるようになってきています。心理学系の用語で、自分の思考や行動を客観的に見つめ、それを理解し、コントロールする能力のことです。自分の能力や立ち位置を客観視できないと、社会に出てから苦労します。この能力を養うのには、留学することが良いと私は思っています。本学には、学部の学びにプラスαで履修するグローバルプログラム「BUNKYO GCI」があり、留学プログラム、海外インターンなど、外の世界を知るプログラムが充実しているので、ぜひ活用して自分とは違う考え方、言語、食習慣を持っている人と触れ合うことによって、自分自身や日本を客観的に見られるようになってほしいです。

*Problem Based Learning /
Project Based Learning