保健医療技術学部

作業療法学科

作業療法学科とは

気持ちを汲み取ることがリハビリの第一歩AIには、決してできない仕事がある
気持ちを汲み取ることがリハビリの第一歩AIには、決してできない仕事がある

気持ちを汲み取ることがリハビリの第一歩
AIには、決してできない仕事がある

作業療法で最も大切なのは、対象者のありのままを理解すること。対象者の望む活動を目標にすることでリハビリの意欲が引き出され、生き生きとした毎日へとつながります。多くの施設から求人があり、求人倍率は25倍前後に上り、就職率も100%です。

経営学部「2023年4月 マーケティング・デザイン学科新設」

5つのポイント

point
01
グループワークとアクティブラーニングでコミュニケーション力を育む

少人数制クラスでのディスカッションやグループワークなど、仲間とアクティブに関わりながら、柔軟な思考とコミュニケーション力を養います。国家試験対策も学生同士で教え合い、高い合格率を維持しています。理学療法学科、臨床検査学科、看護学科、人間福祉学科との合同授業を通して、チーム医療に貢献できる作業療法士を目指します。

point
02
その人らしい暮らしとは何か
当事者の方から学ぶ

「Nothing About Us Without Us(私たち抜きに私たちのことを決めないで)」作業療法士にとっていつも胸に留めておきたい言葉です。リハビリが必要になった時の気持ちや、ご家族の気持ち、リハビリを受けていた時のこと、そして今の生活のことをお話ししていただく授業を設け、対象者の意思決定を大切に、その人らしい暮らしとは何か、を学びます。

point
03
WFOT 認定校として国際教育水準をクリア
学びの機会は海外にも

世界作業療法士連盟( WFOT )認定校として、全てにおいて高い教育水準をクリア。また2022 年度から本格的に再開されたカナダのブロック大学、マレーシア国民大学への海外短期フィールドワークでは、社会構造・医療制度の違いなど、グローバルな視点で作業療法の可能性と使命を見出すことができます。南カリフォルニア大学大学院との教育連携も計画しています。

point
04
教員とともに行う社会貢献活動
実践を通して人間力を成長させる

地域の高齢者の方たちに向けた「介護予防講座」、医療的ケア児の保護者へのサポート「ママケア」、心理臨床・福祉センター「ほっと」など、教員の行う社会貢献活動に参加することで、挨拶、気配り、率先して動く力など、ソーシャルスキルを自然に身につけることができます。地域の方々との交流が、一社会人としての人間力を成長させてくれます。

point
05
模擬患者による客観的臨床能力試験(オスキー)

学生にとって臨床実習は、初めての現場です。多くの実になる体験や気づきを得るために、臨床実習前に発達障害、身体障害、高齢期障害、精神障害の各領域で行われる作業療法に対して、模擬患者さんを招いた本番さながらの環境を用意し、実技試験を行います。現場を想定しておくことで、臨床実習を効果的なものにします。

施設紹介

【作業療法実習室】

【日常動作訓練実習室】

【木工・金工室】

4年間の学び

1年次
健康な心と身体の状態を学ぶ
2年次
日常生活活動(ADL)と障害を関連づけて学ぶ
3年次
対象者の評価結果から、作業療法プログラムへの展開を学ぶ
4年次
対象者と共に目標を考え、作業療法プログラムとチームアプローチを学ぶ

解剖学・生理学で人間の身体構造と機能を学び、運動学では関節や筋の働きを学びます。また、心理学や人間関係論を学ぶことで、身体と心を両面から支える知識を身につけます。

  • 施設見学 半日

脳・神経疾患、運動器疾患、精神疾患の医学的基礎と作業療法の検査・評価法を学び、生活障害との関連を探ります。後期には4週間の「臨床基礎実習Ⅰ」に臨み、対象者の臨床観察と作業療法評価の一部を学びます。

  • 臨床基礎実習Ⅰ 4週間

身体・精神・発達・高齢期など、各領域の作業療法アプローチとリハビリテーションゴールに向けたプログラム立案を学びます。「臨床基礎実習Ⅱ」では、対象者の検査・評価を体験し、リハビリテーションゴールと生活行為目標の検討を学びます。

  • 臨床基礎実習Ⅱ 4週間

「総合臨床実習」では、自ら作業療法プログラムを立案、作業療法練習の一部を実施します。「地域実習」では、在宅生活をサポートする作業療法と多職種連携を学びます。後期は卒業研究や国家試験対策に取り組みます。

  • 総合臨床実習Ⅰ・Ⅱ 7週間×2
  • 地域作業療法実習 1週間

私の1週間

作業療法学科 3年

加藤 依子

平日は大学の勉強に集中したいので、土日にまとめてアルバイトをしています。学年が上がるにつれて、病院での実習も増えていきます。

2年次後期 2021年度カリキュラム

平日は大学の勉強に集中したいので、土日にまとめてアルバイトをしています。学年が上がるにつれて、病院での実習も増えていきます。

私の志望理由

中上 夏也
作業療法学科 4年
志望理由
高校生の頃、病院で実際の作業療法を見学した時のこと。工作やボードゲームなど、一見すると遊びのような動作がどのように治療効果として現れるのか、興味を持つようになりました。また、作業療法は対象者の方ができるようになりたいことに合わせてアプローチしていくことを知りました。身体的な部分だけでなく、気持ちにも寄り添っていくことから、AIにはできない仕事であるところにも惹かれました。
入学後頑張っていること
体だけではなく、心にも寄り添いながら。「人と人」だからできる、作業療法士の仕事。
作業療法学科で学んでみて、日常生活の動作やスポーツなどに対して見方が変わったことを実感しています。例えばサッカーであれば、走ることで脚が強くなる、仲間と一緒にプレイすることでコミュニケーション力が高まるといったように、あらゆる動作がいつしか心身に作用していることに気づきました。今は発達障害領域に興味があって、児童デイサービス施設でボランティアをしています。楽しく遊ぶことを通じて、いかに運動機能やコミュニケーション能力を支援していけるのか、考えてみたいと思っています。

資格・就職

  • 目指せる資格
    • 作業療法士国家試験受験資格
  • 就職率
    2023年3月卒業生 100%(学科全体)
  • 国家試験合格率
    2023年3月卒業生 100.0% (全国平均91.3%)
  • 主な就職先
    一般総合病院/大学病院/リハビリテーション専門病院/精神病院・精神科デイケア/障がい児施設・通園センター/介護老人保健施設 など