小さな成功体験の積み重ねが、
大きな変化に繋がっています。
心理学と英語力を生かして、将来はグローバルな仕事に就きたい。
小さな頃から、ちょっとした事が気になるタイプで、すぐにクヨクヨと悩んでしまう性格でした。そんな自分の性格を変えたいと思い、心理学に興味を持ち始めました。高校の3年間で海外への興味が芽生え、大学選びでは心理学系か国際系で迷いました。文京学院大学を選んだのは、グローバルプログラムが充実していて、心理学科でも国際的な学びができると思えたからです。心理学の専門知識をベースに、将来はグローバルな社会で活躍できる人になることが目標です。
- Q&A
ホンネで語る!海外体験
- 留学って、実際どんな感じなの?
ホンネで語る!海外体験
海外短期フィールドワークに向けて、どんな準備をしましたか?
高校生の時に英語を好きになり、学校の授業に加えてオンラインで英会話のレッスンを受けていました。文京学院大学に入学してからも、英語を上達させるために、ふじみ野キャンパスにあるランゲージサロンに週2回程度通っていました。
練習してきた英語を早く試してみたくて、海外短期フィールドワークに行ける日がとても待ち遠しかったです。初の海外できちんと生活できるだろうか?と不安な気持ちもありましたが、現地に着いてからは、聞こえてくる言葉や目に飛び込んできる文字が全て英語で、「ついにカナダに来たんだ!」と気持ちが高まり、これからの生活が楽しみになったのを覚えています。
どんな留学プログラムに参加しましたか?
人間学部オリジナルの海外短期フィールドワークで、カナダのトンプソンリバーズ大学へ留学をしました。期間は約3週間で、語学の授業や福祉施設の見学、フードバンクでの活動体験に取り組みました。語学の授業は、先生から与えられたお題に対して考えをディスカッションしていくグループワークや、カナダについて調べて発表するプレゼンテーションがありました。自分がこれまで勉強してきたスタイルにはないものばかりで、どの授業も新鮮でした。先生は、下手でもいいから喋ってみることを大切に考えられていて、私たちが喋りやすいように、授業の冒頭にジェスチャーゲームなどのウォーミングアップの時間を設けてくださいました。トンプソンリバーズ大学で心理学を研究する学生の話を聞く授業もありました。同じ分野を学ぶ海外の学生を知り、とてもいい刺激になりました。
印象的だった出来事は?
「Insight Support Services」という自閉症の子どもたちが過ごす学校や「Y Women's Emergency Shelter」というDVシェルター、フードバンクへの訪問が一番記憶に残っています。存在は知っているものの、日本では見たことも、行ったこともない場所ばかりでした。「Y Women's Emergency Shelter」では運営方法や安全な自立を支援するプロセスを知り、利用者の方と直接お話しすることもできました。フードバンクでは、実際の作業に参加させてもらいました。まだ食べることができるのに、少しの傷を理由に廃棄される食品の多さに驚愕したのを覚えています。移動中には、一緒に留学している児童発達学科や人間福祉学科のメンバー同士で「福祉の視点では…」「子どものこれからを考えると…」など、様々な視点から意見交換ができました。
留学を経験して、自分自身に変化を感じますか?
以前の私と比べると、ポジティブになったように感じます。その理由を考えると、3つの出来事が思い浮かんできます。
1つ目は、自分の英語がちゃんと通じたことです。ひとりで買い物をしているとき、「この商品を探しています」「別のサイズはありませんか?」と店員さんと思い通りにコミュニケーションできました。小さな出来事かも知れませんが、誰のサポートも受けずにやり取りができたことは、私にとっては大きな自信になりました。
2つ目は、カナダの女性たちから受けた影響です。彼女たちの服装や立ち振る舞いは自然体で、とても素敵だと思いました。そんな姿から、私ももっと自分らしく生きよう!と思うようになりました。
3つ目は、ホストファミリーからのひと言です。将来は海外と関わる仕事がしたいと言うと、「あなたの英語はグッドだから、きっと上手くいくよ」と言ってくれたのです。
これらの出来事が、私を前向きな姿勢に変えてくれました。帰国してからは、英語で日記を付け始めたり、海外とも業務連絡を行うアルバイトを始めたりと、目標のために動き出せています。就職活動が始まるまでに、もっとたくさんの経験を積み、将来の選択を増やしていきたいと思っています。