アメリカの保育園で、
人生初の実習を経験しました。
「海外留学」と「保育士、小学校教諭の資格・免許取得」の2つで大学を探しました。
私には7つ歳の離れた妹がいます。妹と一緒にいるうちに自然と子どもの事が好きになっていて、将来の夢がいつの間にか先生になっていました。文京学院大学の児童発達学科を選んだ理由は2つ。
1つは、保育園、幼稚園、小学校の3つの資格・免許を目指せるという環境。保育士と小学校教諭の資格・免許を取りたいと思っている私の考えに合っていました。2つ目は、留学プログラムが充実していること。大学で留学したいと思っていたので、この点でも私の考えに合っていました。
- Q&A
ホンネで語る!海外体験
- 留学って、実際どんな感じなの?
ホンネで語る!海外体験
留学に行く前の英語力は?
中学生の頃から英語は苦手な科目でした。勉強には苦戦しつつも、英語を上手に話す友人の影響で、英語を好きになっていきました。せっかく好きになれたのだから、留学で英語力を高めたいと思っていました。
入学後は、どの学年で留学に行くか迷いました。文法に苦手意識があったので、2〜3年次くらいが良いかなと初めは考えていました。ただ、コロナ禍でいろいろな規制を受けた経験もあり、毎年行けるチャンスが確実にあるとも限らないし、「行けるうちに行こう!」と1年次での留学を決めました。
どんな留学プログラムに参加しましたか?
児童発達学科の海外短期フィールドワークです。通常の語学留学とは異なり、語学力の向上に加え、学科の専門的な学びも現地で深めていきます。私が訪れたのは、アメリカ合衆国カリフォルニア州にあるカブリオ大学。2週間で「英語の講義」と「教育現場の訪問」に取り組みました。英語の講義はグループワークが中心で、クイズ形式のアクティビティなどを通して英語力を養っていきました。「教育現場の訪問」では、カブリオ大学の敷地内にあるチルドレンセンターや近隣の保育園、小学校に行きました。現地の先生と子どもたちの関わり方を見学したり、どのような玩具や絵本が置かれているのか、手にとって調べたりすることができました。
滞在期間はホームステイで過ごしました。ホストファミリーとたくさん話すことができ、学内外でたくさんの英語に触れることができました。プログラム終了時には、ネイティブの会話をスムーズに聞き取れるようになりました
印象的だった出来事は?
チルドレンセンターと保育園での実習が一番記憶に残っています。実習内容は自分たちで考え、今回は折り紙体験を企画しました。子どもたちに少しでも楽しんでもらえるように、折り方の順番を記したスケッチブックと簡単な説明文を用意して臨みました。言葉で伝えきれない箇所は、身振り手振りを加えながら一緒に進めていくと「ゾウをつくってみて!ブタも!クマも!」と、こちらが想定していた以上に楽しんでくれました。良かった!と思う一方で、もう少し英語を上手に使えていたら、もっと楽しい時間にしてあげられたのにと、悔しさも残りました。その気持ちが帰国後の英語力向上の原動力になっています。
今後の目標は?
今回のフィールドワークで、アメリカの幼児教育が何を大切にしているかを少しだけ理解できました。私はそれが「自由さ」だと感じています。現地の先生は、子どもたち一人ひとりの意思を尊重し、成長できる環境づくりを大切にしていました。
とても素敵な考え方だと思った一方で、日本の教育現場はどうなのだろうか?と気になり始めました。これから始まる実習で、日本の現場をしっかりと理解した上で、海外の経験を活かせる先生になりたいです。また、機会があれば、ヨーロッパやアフリカ、東南アジアなど、海外の教育について更に理解を深め、自分の視野を広げていきたいと思います。