色々な価値観に出会えて、
人間的に成長できた9ヶ月間。
海外に興味を持つようになったのは、祖父母のおかげです。
私にはイタリア人の祖父母がいます。小さい頃から、イタリアには何度か遊びに行っており、海外が身近な存在だったので、語学を勉強したいと考えるようになったのも、祖父母の存在が大きく影響していると思います。
文京学院大学への進学の決め手となったのは、オープンキャンパスで先生と直接お話ししたことです。とてもフレンドリーな印象を受け、この大学なら先生とも親しくなれ、勉強も楽しくなるだろうと思いました。
入学後は、絶対にアメリカ留学に行きたい!と思い、留学特待生を目指して、チャットラウンジに毎日通いました。チャットパートナーとスピーキングの練習をしたり、リーディングのアドバイスをもらうなど、TOEFL対策に力を入れました。
- Q&A
ホンネで語る!海外体験
- 留学って、実際どんな感じなの?
ホンネで語る!海外体験
どんな留学プログラムでしたか?
私は、外国語学部生を対象とした留学特待生プログラムでアメリカのCollege of St. Benedict / St. John’s Universityに9ヶ月間通いました。大学があるのは、ミネソタ州という中西部の州です。冬場とても冷え込む地域として有名で「アメリカの冷蔵庫」と呼ばれています。
キャンパスは、街から離れた場所にあり、学生の多くが寮に入っていて、学業第一の生活を送っています。私も寮で生活をしながら、勉強に打ち込んでいました。朝は8時までにスクールバスで大学へ行き、15時ごろまで授業を受け、放課後はアクティビティに参加し、その後は図書館で夜遅くまで課題に取り組むといった日々を送っていました。日本からの留学生も少なかったので、振り返ると本当に英語漬けの日々でした。
どんな授業を受けていましたか?
私が履修した授業は合計で9つです。授業は1コマ80分で、クラスメイトは20人前後。特に好きだった授業は「Public Speaking」と「Outdoor Adventure Education & Leadership」です。
「Public Speaking」はプレゼンテーションの技術を高めようといった内容でした。話す際の文法、内容の組み立て方、抑揚の付け方、オーディエンスの注目を集める方法など、プレゼンテーションに必要な要素を学んでいきました。授業中には、みんなの前で発表することもあり、改善点やアドバイスをたくさんもらいました。人前で話すことは苦手だったのですが、5回も発表する機会があり、むしろ得意になったくらい。
「Outdoor Adventure Education & Leadership 」は、College of St. Benedict / St. John’s Universityならではのユニークな授業。学生が主体となり、教室の外でアクティビティに取り組んでいきます。アクティビティのプログラム企画やスケジューリング、当日の進行などを通して、コミュニケーション力やリーダーシップを養っていくという内容でした。この授業は1〜4年生が合同で履修していて、色々な学生と喋ることができました。コミュニケーション力の向上に加え、釣りやメープルシロップ採取、キャンプ、火おこし、凍った湖でのアイススケートなど、大自然を体感できたことも良い思い出です。
留学中、大切にしていたことは?
アメリカに留学できたのは、両親のサポートがあったから。だから、やり残しや後悔は絶対に作りたくないと思っていました。課題の量に苦戦していた時も、そのことを思い出し、最終のスクールバスが出るまで図書館で課題に取り組んだり、寮でも遅くまで机に向かいました。授業中に聞き取れない内容があれば「ごめん!ゆっくりお願い!」と伝え、理解できるまで粘るようにもしていました。
留学先の先生が、もがいている私を優しくサポートしてくださいました。私が躓きそうな所で声をかけてくれたり、ディスカッションの輪に入りやすいように話を振ってくれたりと、先生のサポートがあったから9ヶ月間をやり抜くことができたと思います。
この留学で英語力の向上に加えて、頑張っていたら誰かが支えてくれるという貴重な経験を積めたことも大きな財産になっています。
これから挑戦したいことは?
私は留学特待生プログラムの一環として、3年次の8月から1ヶ月間、北京語言大学に留学をすることが決まっています。中国語の勉強と異文化理解、今の中国を実際に自分の目で見て知ることが目的です。中国語は世界で約13億人が話している言語なので、喋れるようになると一気に世界が広がるんだろうなと、勉強が楽しみです。
中国語の勉強だけでなく、たくさんの方に出会いたいとも思っています。相手のバックグラウンドを理解し、関係を深めることで、新しい価値観や知識に出会えるはずです。今から渡航が楽しみです!