という姿勢は、
社会人になってからも、
私を支えてくれています。
- PROFILE
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浅井 玲花さん
株式会社イズム
2017年に外国語学部英語コミュニケーション学科を卒業。BUNKYO GCIの1期生でもある。卒業後は、システムエンジニアとして金融系の決済システムの構築、保守運用に従事。大学で学んだ語学を活かし、海外のカード会社とのコミュニケーションも担当している。
2017年年卒業
前例のない挑戦をしてみたくて、
開講したてのBUNKYO GCIを履修。
高校時代は、英語科のある高校に通っていました。英語の勉強は好きでしたが、人見知りな性格もあって、コミュニケーションの授業がすごく苦手でした。大学では苦手意識を克服したいと思い、少人数制の授業がある文京学院大学の外国語学部に進学することに。先生や学生同士の距離が近く、フレンドリーなイメージを持て、ここでなら、自分のペースで苦手を克服していけそうだと思えました。
入学するタイミングで、BUNKYO GCIが開講しました。「グローバル英語」「ユーラシアの国々」「異文化理解」など、私の興味を刺激する単語があり、プログラムに惹かれました。調べていく中で、アジア圏の英語という存在を知り、アメリカ英語とイギリス英語しか知らなかった当時の私は、発音などの違いに衝撃をうけました。それと同時に、もっと勉強してみたい!とも思い、受講を決めました。自分たちが一期生で、先例のないことへの挑戦だった点も、私にとっては楽しみでした。
1年次に行ったタイへの
語学・異文化理解留学は、全てが新鮮でした。
BUNKYO GCIには、1年次の夏休みに4週間、タイ、マレーシア、中国のいずれかの国に留学できる「語学・異文化理解留学」というプログラムがあります。私はこのプログラムを利用して、初めて海外を経験しました。行き先に選んだのは、タイ。初めて見る異国の街並み、初めて経験する海外での生活、初めて口にする食べ物、全てが新鮮でした。チャオプラヤー川という大河を、ボートで渡って通学したことは絶対に忘れることのない体験です。
通っていたのは、タマサート大学というタイの国立大学。授業は全て英語で、わからない単語は辞書を使いながら内容を理解していきました。先生の話す速度や発音に慣れてくると、文脈や言い回しから知らない単語の意味を理解できるようになり、先生とのコミュニケーションがスムーズになったのを覚えています。授業には、他の国からの留学生もいて、私は中国からの留学生と席が隣に。授業以外でも一緒に過ごすことがあり、寮でご飯をつくりながら、中国での生活を聞くことができ、タイ以外のことも知れたのは、すごく良かったです。
世界に出ていくためには、
日本を知ることも大切だと知りました。
語学・異文化理解留学の一環で、タイにある日本企業を訪問して、駐在している社員さんにお話を伺う機会がありました。社員さんから聞いた言葉が凄く印象的で、今でもはっきりと覚えています。その方は「日本人が日本の事を一番知らない。文化や歴史、カルチャーについて話せる人が少ない」と仰っていて、あ!自分そのひとりだ、とハッとしました。海外に出ていくには、語学の上達や異文化の理解が重要だと思っていましたが、自分の国を知ることの大切さに気づけました。
タイでの生活は、
私の内面にも変化をもたらしました。
タイでの生活は、わからないことだらけでした。行きたい場所への行き方がわからない事や、お店でどう注文していいかわからない事など。目的を達成するには、人見知りをしている場合ではありませんでした。上手に話せなくても、とりあえず話して、聞いてみる。その繰り返しが、私の人見知りを直し、自分から積極的にコミュニケーションしていける性格に変えてくれました。この変化は、社会人になってからも私の支えに。職場でのスムーズなコミュニケーションや世代の違う方々との関係を築く際に役立っています。
留学での変化はこれだけではなく、海外への興味がさらに高まり、これまでに10回以上、世界を旅しています。現地の人と関わることによって、自分の中の世界が広がっていく体験は、いつになっても楽しいです。
※インタビュー内容はすべて取材当時のものです。