卒業生だより
手に職をつけている臨床検査技師は、
かっこいい。

中村 彩乃さん 東京医科大学病院 輸血部 臨床検査技師

手に職をつけている臨床検査技師は、
かっこいい。

PROFILE
保健医療技術学部 臨床検査学科 2022年 3月卒業

輸血領域のプロフェッショナルを目指して、日々、奮闘中です。

私は臨床検査技師として、大学病院の輸血部に勤務しています。主な業務は、手術や治療の過程で輸血が必要な患者さまの血液を採血、検査して輸血する血液や量を決め、実際に輸血していくことです。患者さまによっては、血液の巡りを良くする薬を服用されている場合もあるので、服用歴なども加味しながら輸血内容を詰めていきます。私は1年目の新人で、日々、業務の難しさと責任の重大さを感じています。ヘコんだりすることもありますが、少しずつ病院で働くやりがいを感じられるようにもなってきています。私が感じる臨床検査技師の良さとは、患者さまと接する機会が多いことです。採血の際などに「ありがとう」という言葉を直接聞くことができるのです。些細なことかも知れませんが、仕事のモチベーションに繋がっていて、壁にぶつかったとき、この壁を乗り越えられれば、一人でも多くの患者さまのためになれる!そう考えることができ、前を向くことができています。

不安はなくなり、臨床検査にのめり込んだ4年間です。

私が臨床検査技師を目指すようになった根底には、医療に携わりたいという想いがあります。それに加え、高校生の時に職業インタビューをする機会があり、臨床検査技師の方とお話しして、専門的な技術で医療に貢献していく姿にかっこよさを感じたのがきっかけとなっています。文京学院大学を選んだのは、大学祭やオープンキャンパスに参加して肌で感じた『雰囲気の良さ』が理由です。入学した当初は、物理などの苦手科目に不安を抱えていました。実際に授業が始まると、先生たちが丁寧に指導してくださったので、不安はなくなり、臨床検査の学びにのめり込んでいけました。4年間を振り返ると、国家試験や就職活動など、先生たちにはたくさん支えられてきました。授業外の補習や個別の質問では、私が理解できるまで付き合ってくださったのを覚えています。今の私がいるのは、先生たちのサポートがあったからこそです。もし、臨床検査技師を目指されている高校生の中で「私でもなれるだろうか?」と悩んでいる方がいれば、文京学院大学のオープンキャンパスで先生たちと話してみてください。きっと「やれる!」と思えますよ。

※インタビュー内容はすべて取材当時のものです。