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教授
インタビュー

地域社会と連携する
学びのスタイル「まちラボ」

本郷・ふじみ野キャンパス「まちラボ」始動!

社会問題が多様化し、毎日メディアを騒がしています。
中でも地域活性化や人々の生活を支える柔軟な仕組みづくりは大きな課題の一つ。
地域に開かれた窓口として、学生が多様な人々とコミュニケーションが取れるまちづくり研究センター、通称「まちラボ」が
2019年4月から本郷キャンパスでもスタートしました。
今回は「まちラボ」の取り組みを主導する人間学部コミュニケーション社会学科学科長の中山智晴教授と
「まちラボ」センター長の古市太郎助教にお話をうかがいました。

中山 智晴
人間学部 コミュニケーション社会学科 学科長/教授
まちづくり研究センター 副センター長
古市 太郎
人間学部 コミュニケーション社会学科 助教
まちづくり研究センター長

「まちラボ」って
なに?

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そもそも「まちラボ」とは何ですか。

いいまちをつくる実験空間ですね。大学内の施設ではありますが、学生や教員など大学の関係者だけでなく、地域の住民や民間企業の方々と連携して社会の課題を解決していこうという活動の拠点になります。

様々な活動を通して、たくさんの場所に出かけて質の高い出会いや経験をすることは大切です。一方通行の視野を持つのではなく、多種多様な視野を養い多角的にモノゴトを考えられる思考の幅を広げることにもつながりますし、自分の将来を考える一助にもなっているんですよ。

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具体的にはどのような活動をするのですか。

1、2年生の時はふじみ野キャンパスで郊外のまちや地域に出かけるフィールドプロジェクトが多いです。3、4年生では本郷キャンパスに移り、都市型の課題を扱うなど専門性が高くなりますね。4年間で社会に出る力や社会で必要とされている力を段階的に養っていきます。
私はふじみ野キャンパスの「まちラボ」担当です。活動内容は多岐に渡りますが、具体例を一つ上げると福島県の復興支援プロジェクトですね。郡山市のブドウ園に出かけ栽培の手伝いからはじめ、オリジナルワインを商品化しました。その「文京輪(ワ)イン」が埼玉県ふじみ野市の「ふるさと納税寄附金」の返礼品の一つとして選出されました。その他にもキャンパス近隣の高校と連携してふじみ野市銘菓の開発や商店街活性化活動などがあります。

私は本郷キャンパスの「まちラボ」を担当します。主な活動場所は都内近郊ですね。主に1、2年生で経験したことを軸に、地域との関わり方への意識を高めていくことが目標です。地域との関わりというと難しく聞こえますが、地域の活動に参加する方法で進めていこうと考えています。その一つとして「まちラボ本郷」で地域食堂が始まります。地域の方々とコミュニケーションをとっていき、学生自身が生活している地域とすでに密接に関わっていることを知ってもらいたいですね。
その他にも、企業と連携した環境プロジェクトや、本郷キャンパス周辺の歴史や地域を紹介するプロジェクト、郊外団地・商店街活性化プロジェクトなどを実施予定です。

学生
成長ビジョン

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どのように学生は成長していますか。

「まちラボ」の経験がやりたいことへの足がかりにもなっていますね。例えば、空き家問題に取り組んでいた学生が、リノベーションの提案をしたいから住宅メーカーに就職するといったようにどこかに就職することが目的ではなくて、「やりたいことのために会社を選ぶ」といった目標を持てる学生へ成長しています。専門性は高いけれど、なぜこの仕事をしているのか曖昧な人が増えてきている中で、やりたいことを見つけて、夢を語れる人に成長してほしいという想いもあります。

そうですね。僕が担当している学生も、地域の活性化や再生にはマンパワーも必要だけど、お金周りも大切だと言って信用金庫に就職した学生や、地域に尽力したいので地方公務員になった学生もいます。「まちラボ」の活動を通して現場を感じ、自分に何が合うのか考えるきっかけになっている結果だと思います。先ほど中山先生がおっしゃった夢を語れる学生が増えていくと学びの場が活性化して教える側としても楽しいですし、学生も意欲的になり、好循環が生まれているのも「まちラボ」の魅力だと実感しています。

まちラボ
将来的展望

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「まちラボ」の将来的な展望は何ですか。

多種多様な学生が集まっている中、「まちラボ」の特色で学生の個性をもっと伸ばしていきたいですね。もっと言うと、将来的にはコミュニケーション社会学科だけでなく全学部横断の学びの場として教員間も連携していきます。充実した教員のサポートのもと、地域をキャンパスに地域社会を盛り上げていく工程を学生たちが肌で感じ、いろいろな機会や経験から自分の道を探して行って欲しいと思っています。

仕組み自体も大事に育てていきたいと考えています。まずはコミュニケーション社会学科生たちの居場所として空いた時間にスッと立ち寄れるような居心地の良い場所にしたいですね。そこから学部学科関係なく学生が集まり、活動できる場所を目指しています。学生のみなさんはぜひ気軽に訪れてください。そして活動を通して自分の好きなことや向いていることを見つめるきっかけにして欲しいです。

PROFILE

中山 智晴
人間学部 コミュニケーション社会学科 学科長/教授/まちづくり研究センター 副センター長
専門分野:環境共生論、地球環境論、環境工学、ソーシャル・デザイン 論
古市 太郎
人間学部 コミュニケーション社会学科 助教/まちづくり研究センター長
専門分野:社会哲学・経済社会学、コミュニティ論、まちづくり論、地域 住民組織論
まちラボプロジェクトムービー