明るくなったり、笑顔が増えたり、人見知りが軽くなったり、
いろんな変化が私に起きています。
「留学はアウトプットの場」と聞き、準備にも力を入れました。
中学生の頃の家族旅行で、クールだけど温かみのある接客をする女性のホテルスタッフに出会いました。私の目には彼女がカッコよく映り、将来はホテル業界で働きたいと思うようになったのです。職業柄、語学力やビジネススキルも求められそうだと考え、本学の外国語学部 国際ビジネスコミュニケーション専攻に進学しました。「留学はアウトプットの場で、行く前の準備が大切」と先生に教わり、不安があったリスニングをeラーニングで練習したり、単語をたくさん覚えるようにして、オタゴ大学に行きました。
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ホンネで語る!海外体験
- 留学って、実際どんな感じなの?
ホンネで語る!海外体験
オタゴ大学って、どんな大学でしたか?
オタゴ大学は、ニュージーランド最古の大学と言われています。ニュージーランド国内に複数のキャンパスがありますが、私が留学したのはメインとなるダニーデンキャンパスです。スコットランドとの結びつきが強い地域で、街並みや校舎は、ヨーロッパを連想させる美しい造りでした。暮らしている人たちは、穏やかな性格の方が多いように感じました。通学でバスを利用しているときに、「ウエルカム!」と言って乗客を迎える運転手さんや、「サンキュー」と一言お礼を伝えて降りるお客さんをよく見かけ、素敵な習慣が根付いている街だなと感じたのを覚えています。
どんな授業を受けていましたか?
オタゴ大学では、英文法とニュージーランドの歴史を学ぶ授業を取っていました。英文法の授業は、1つのテーマを1週間かけてじっくりと学び、金曜日には理解度を確認する小テストが毎回ありました。授業は、座学やペアワーク、プレゼンテーションの時間があり、自分の考えを言葉にする機会がたくさんありました。
月・水・金の放課後には、イングリッシュカンバセーションクラブという現地の学生や先生が運営する交流会があり、私は月曜日と水曜日に毎週参加していました。「10億円手に入ったら、どうする?」「ニュージーランドで行ってみたいところは?」というお題で話し合ったりして、オタゴ大学の学生や留学生と楽しみながらコミュニケーションをとることができました。
印象的だった出来事は?
イングリッシュカンバセーションクラブをきっかけに、中国人の学生と仲良くなりました。彼女は5月に卒業するコースに所属をしていて、帰国が6月だった私は彼女の卒業式に参列することができました。
オタゴ大学の卒業式はとてもユニークで、バグパイプ奏者を先頭に、卒業生が街を練り歩くところから始まりました。マウリの伝統的な装飾品を身にまとう卒業生や、ユーモアたっぷりのスピーチをする先生もいて、とても新鮮で、特別な経験になりました。
留学で成長できたと思う点は?
母からは明るくなったねと言われ、友達からは笑顔が増えたねと言われています。私自身としては、人見知りが軽くなったように感じています。なんでこんなにも色々な変化が私に起きているのかを自分なりに考えると、2つの出来事が思い浮かんできます。
1つ目は、授業やレクリエーションを通して発言する姿勢が鍛えられたこと。初めて会う人と楽しく会話できたことが、人見知りの軽減に繋がっているのだと思います。2つ目は、ホストファミリーとたくさん喋ったことです。私を受け入れてくださったご夫婦は、これまでに52名の留学生を受け入れてきたホストファミリーのプロでした。
私が喋りやすい話題で話しかけてくれたり、食後は必ずティータイムを取り、一緒に過ごす時間を大切にしてくれました。二人のおかげで、国籍も世代も違う人と初めてじっくりと話すことができ、コミュニケーションってやっぱり楽しい!と思えました。これらの2つの経験が、私にたくさんの変化をもたらしてくれたのだと思います。