卒業生だより
感じる方向に素直に動いてみた

江目 茂喜さん 東芝トランスポートエンジニアリング株式会社
営業統括部 国内営業部

感じる方向に素直に動いてみた

PROFILE
外国語学部 英語コミュニケーション学科 2018年卒業

都市部の巨大鉄道網の快適な移動を支えています。

私が現在勤めている東芝トランスポートエンジニアリング株式会社は、東芝グループの鉄道システム事業を担う会社です。東芝グループが鉄道事業者向けに開発・販売する車輌システム・電力システム・情報システム等のアフターサービス分野において、機器の修理や交換などの予防保全を提案し、車輌の安全性と快適性を支えています。

私は、国内営業部で関東エリアの鉄道会社2社を担当しています。車輌は8年に一度、車検のような大がかりな検査があり、そのタイミングで新しい機器の導入をご提案したり、鉄道会社の技術者の方から納品した機器の状態をヒアリングして、少しでも機器の劣化が感じられたら、予防保全というメンテナンスをご提案し、車輌が長く走り続けられるようにサポートしています。

日本ほど、鉄道が発達している国は、そうありません。日本で鉄道機器のプロフェッショナルになるということは、世界でも十分に通用する力を持っているということです。国内の営業で、鉄道の知識をしっかりと蓄えて、そのノウハウを活かし、海外を舞台に、その国の未来に貢献したいと思っています。

興味のアンテナが反応したものに可能な限り取りくんだ学生時代。

今の目標である「海外を舞台に、その国の未来に貢献したい」という想いは、父の影響が大きいです。中学2年まで父の仕事の関係で、タイで生活していました。働く父の姿を見て漠然と海外で働く=国に貢献する仕事というイメージを持ちました。自分も父のように海外を舞台に働きたい。そのために必要だと感じたことに、帰国してから一つひとつ取り組みました。

まず、海外に出るには日本語とタイ語に加え英語も話せないとダメだなと感じ、苦手な英語を克服しようと、外国語学部に進学しました。大学での学びを振り返りよかったなと思うことは、様々な分野について学べたことです。主専攻の国際教養の専攻に加え、ビジネスの知識も必要だと感じ、副専攻として国際ビジネスコースの授業も履修しました。ビジネス系の授業を担当してくださっていた教授が、海外でのビジネス経験がある方で、授業を聞くたびに海外への想いが高まっていったのを覚えています。ビジネスプランを企画立案する際に、留学生とチームを組むこともでき海外を舞台に働くイメージを膨らませることもできました。

その他にも、グローバルボランティア部でドイツの難民問題に取り組んだり、鉄道会社とまちの文化について研究したりと、自分の関心があるテーマにできるだけ挑戦しました。その結果として、今の会社に就職することができ、漠然と思い描いていた「海外を舞台に、その国の未来に貢献したい」という目標にも、近づいてきています。このままの勢いで目標を叶えます。

目標は、育ったタイ王国の発展に携わること。 ー 江目 茂喜

※インタビュー内容はすべて取材当時のものです。