卒業生
だより
思いっきり視野を広げてみた

本橋 彩さん 野村證券株式会社
ウェルス・パートナー課

思いっきり視野を広げてみた

PROFILE
人間学部 人間福祉学科 2017年卒業

人間福祉学科の私が、証券会社に就職した理由

大学に入学してすぐの頃は、たくさんの資格をとれば、あまり強みのない自分でも働けるようになるんじゃないかと、取れる資格をいくつも取ろうとしていました。でも、実習中にいろいろな経験をしたり、ビジネスや起業をテーマにする田嶋英行先生のゼミで刺激を受けたり、アルバイト先のレストランで尊敬できる社員の方や、夢を追いかける仲間に出会ったこともあって、ただ自信がないから資格を取ろうとしているだけの自分が小さく思えていました。一回きりの人生、もっと広い世界に飛び出して、自分を大きく成長させたいと思うようになりました。

そんなときにある先生から「まず企業に就職して様々な経験を積んで、それから専門職に進む道だってあるよ」と助言をもらったんです。私が今やりたいのは、それだと思いました。まず自分という人間をもっと社会で成長させることが、専門職になったときにも活きてくるはず。もうすぐ大学4年生という時期でしたが、それから企業就職に大きく方向を転換して、スーツを着て就職活動を始めたんです。

今後、何をするにも大切になるお金に携わる仕事をしてみたいと金融業界に絞っていき、証券会社が金銭面のお困りごとに広く応えられることを知り、今の会社に入社を決めました。驚いた人もいましたが、大学の先生方はやりたいことをやりなさい、福祉や保育の学びもきっと活きてくるよと応援してくださいました。

それからは自分を成長させることをとにかくやろうと、卒業論文を提出してからカナダに2ヶ月間の短期留学にも行きました。やりたいことをやりきった大学時代でした。

お客様にとって、「何でも話せる人」でありたい。

こうして今、証券会社に勤務し、お客様の資産運用の相談にお答えする仕事をしています。担当するお客様は150人以上。1日に少なくとも3人の方と対面でお話し、その合間にも多くのお客様と電話でお話ししたり、お手紙を書いたりしています。

働き始めて2年目となり、成果も出せるようになってきました。株式売買のコンサルティングはもちろんですが、資産に関することなら、不動産のことでも保険のことでも、事業承継や相続でも、どんな相談にも私が窓口になります。お客様のご自宅を訪問したり、支店にご来店いただいて、じっくりとお話をしながら、その方の資産の全体を理解し、どの資産をどう動かせば今のお悩みを解決できるのかを一緒に考えていきます。資産そのものだけでなく、その方の経歴や夢をお聞きするのが私はとても好きです。それぞれの人生の物語が見えてきます。こういうとき、大学での社会福祉士の勉強も活きていることを感じます。

特別養護老人ホームでの1ヶ月の実習で、ある認知症の方のケアプランの作成をしたんです。その方の断片的なお話から想いを推測し、その実現のための介助を計画して、ケアワーカーさんに褒めていただいたことがありました。経済の勉強は働いてから頑張りましたが、人に寄り添って夢を一緒に叶えようとする大事な姿勢は、人間福祉学科で身につけていたことを実感します。

様々なお客様と接することで自分の視野も広がっています。株価は変動するため、世界でどんなことが起きているのかにも敏感になりました。もっと成果を出し、頼られる人でありたい。そしていつかはやっぱり、すべての経験を活かして、幅広い対応力を持った専門職になりたいと思っています。

寄り添って、その人を理解し、夢の実現をお手伝いする。大事な姿勢は福祉の勉強で身につけました。 ー 本橋 彩

※インタビュー内容はすべて取材当時のものです。