卒業生
だより
青梅にしあわせを呼ぶ
「ババコン」。
100年つづけます。

川﨑茜さん おうめ若者カフェ実行委員会 代表

青梅にしあわせを呼ぶ
「ババコン」。
100年つづけます。

PROFILE
人間学部共生社会学科(現コミュニケーション社会学科) 2013年卒業。
子どもの自然体験や文化活動を行うNPO「子ども劇場西多摩」所属。青年リーダー研修会(内閣府主催)一期生でもある。内閣府の依頼で、若者をサポートしている全国の方たちに、おうめ若者カフェやババコンについて講演もおこなった。川﨑さんのババコン活動は、これから北海道から沖縄にまで広がっていきそうだ。 今年に入ってからは、テレビでも活動の様子が紹介され、6月には島根県出雲市でもババコンを開催した。

こんな町、いつか出て行ってやる。20歳までの私は、そう思っていました。生まれも育ちも、東京の青梅。お祭りも盛んでみんな顔見知り。しがらみのある町にいるのがいやになっていたそんなある日。高校の友だちが脳梗塞で亡くなったんです。人は、いつ何が起こるかわからないこと。彼女が生きてきた人生に自分が関われたことは、お金には代えられない私の財産であることに気づいたとき、私は青梅で生きることを決めました。私の知っている人がこの町にいて、私を知っている人もこの町にいる。地域のつながりは、しがらみじゃなくて安心感なんだとわかったからです。そんな私が大学を探していて出会った、共生社会学科というネーミング。共に生きる社会学なんて面白いと思って、文京学院大学に入学しました。

今やりたいことをやりつづける人生にしたい。大学で出会った先生は、「とにかく何でもやってみなさい」と言ってくれました。それからの私は、青梅漬け。大学で学んだ心理学やジェンダー論などが、すぐに社会活動で役立つことになります。市から「若者に地域を活性化してほしい」と声がかかり、助成金を受け、2011年には若者のネットワーク「おうめ若者カフェ」が発足。7名の実行委員と、約50名のメール会員で、青梅を元気にするさまざまな活動を展開していくことになったのです。

高齢者と若者をつなぐミスコンならぬ「ババコン」も、そのひとつ。70歳以上のモデルを募集し、スタイリストは若者が担当。みんなで一所懸命準備したステージを、おしゃれした元気なおじぃちゃんおばぁちゃんたちが歩くと、観客から大きな歓声や拍手が送られました。世代を超えた交流はお互い学ぶことが多く、そして共に生きることの大切さを実感する場となりました。100年つづけたいと思っています。3回目の一昨年は、市の助成を受けず、インターネットで寄付を募るクラウドファンディングに挑戦。資金調達も自分たちでやりました。一生懸命やっていけば、心はつながるんですね。

※インタビュー内容はすべて取材当時のものです。