卒業生だより
日本の企業のアジア展開を
デザインでバックアップする。

工藤 純平さん GRAND DESIGN. INC
アートディレクター

日本の企業のアジア展開を
デザインでバックアップする。

PROFILE
経営学部 2010年卒業
外国語学部に入学。デザインを学ぶために経営学部に学部変更。倉嶋ゼミで、デザインを学ぶ。卒業後、フリーランスで活動し、いくつかのデザイン会社を経て、GRAND DESIGN.INCへ入社。現在の会社でアートディレクターとして海外・国内のプロジェクトを担当している。

「最も幸せな選ばれ方=ブランディング」をクライアントと考える。

私はアートディレクターとして、企業のプロモーション活動をクライアントと一緒に作り上げています。GRAND DESIGN. INCには日本以外に海外にも拠点があり、世界的に有名なブランドやメーカーなど、これからアジア・ヨーロッパに進出していきたいと考えている企業から多くの依頼を頂いています。企業が何に困っていて、何を求めているか、課題のリサーチと仮定に基づいて、ブランディングやプロモーション施策を考え、制作します。出来上がったデザイン案をクライアントにプレゼンテーションし、議論を繰り返しながら、最終の着地に向け形作っていきます。企業によっては様々な方向性を考え検証していくので、企画の練り直しやーからデザインを考えることも多々あります。その分、ブランディングやプロモーションが多くの方から良い評価をいただけると嬉しく感じます。最近はそうした仕事以外にも会社内で自分の興味ある物事をテーマに各々プロジェクトを立ち上げ、様々な活動を始めています。国内外の企業やクリエーターと共同で進めることもあり、新しい事に挑戦しやすい社風は大変ありがたいです。

目標に向かって、大学の環境をフルに活用。

大学時代、倉嶋先生には公私に渡り面倒を見ていただき、在学中からデザインの世界で生きていこうと決めました。美大には通うことができなかったぶん、どこまで自分の力でデザインの精度を上げられるか考え、看板・雑誌・新聞・チラシやweb、リーフレットなどあらゆるデザインを見よう見まねで制作しました。このグラフィックはなぜ魅力的なのか。あの広告を見るとどうして買いたくなるのか。自分ならどんなデザインにするか。いろいろなことを考えながら取り組んでいました。1年間に200作品ほど制作していたと思います。文京学院大学はMacや大型のプリンター、実制作スペースなど充実した設備があり、デザイン好きの仲間たちと活用し、オープンキャンパスを統括している先輩のお手伝いで、実践経験を積むこともできました。自分の周りにはデザインに興味がある人が少なからずいたので、大学を楽しく過ごすことができました。自分が将来何で生きていくか目標を定めて活動したのが良かったのだと思います。自分の環境を活かすためにも、目標を見つけることは大切です。

※インタビュー内容はすべて取材当時のものです。