卒業生だより
人間昧あふれる
子どもたちを育てたい。

成川 霞さん 千葉県船橋市立金杉小学校 教諭

人間昧あふれる
子どもたちを育てたい。

PROFILE
人間学部児童発達学科 2013年卒業。
小学校3年生のときの担任の先生に憧れ、教員を目指す。大学時代に幼稚園教諭・保育士・小学校教諭の3つの免許・資格を取得。教員採用紙験に向けては、大学の特別講座を利用し、模擬授業や面接の対策をした。「放課後の児童クラブでアルバイトをしたりと子ども漬けの日々を過ごしました。」

私は小学校の教師として働き始めて今年で5年目になります。昨年は3回目の1年生の担任をして、今年は持ち上がりで2年生の担任をしています。毎日、楽しく学校に来て、楽しかったと帰っていけるように、たとえば給食を全部食べられるようになったとか、元気に挨拶できたなどの、小さな一歩の成長を褒めてあげるようにしています。

今の仕事を目指すようになったのは、小学校3年生のときでした。もともと体が弱くマラソンなどはやらずにいたのですが、先生が「やってみて。調子が悪くなったら先生が助けてあげるからやってみなさい」と言ってくださり、徐々に体を動かすようになりました。先生の一言をきっかけに、健康で過ごせるようになり、内気だった性格もだんだんと明るくなりました。子どもながらに、こういう先生って素敵だなと憧れ、目指すようになりました。大学では保育心理学や発達支援なども学び、小学校の教員免許以外に、幼稚園教諭や保育士資格も取得しました。この3つの免許・資格を取得していたことは、後にとても役に立ちました。小学校1年生って、最初はみんな落ち着きがなく、小学生だけどちょっと幼稚園児的な要素もあるんです。興味を引くために幼稚園の先生がやるような手遊びを最初にやってみたり、説明も噛み砕いて噛み砕いて話すことができるのは、幼児教育、保育の勉強をしたからだと思います。

1年生や2年生は思いやりだとか相手を考える気持ちだとか、人間性の基礎を築く大切な時期です。人間昧あふれる子どもたちを育てるためにも、私も一人ひとりの子どもたちをしっかりと理解し、気持ちを一番にわかってあげられる教員を目指します。

※インタビュー内容はすべて取材当時のものです。