卒業生だより
仲間と飛行機を安全に飛ばす。
翔び立つ瞬間は
いつも感動します。

仲田 結依さん 株式会社JALスカイ
オペレーション部門
ロードコントロール業務

仲間と飛行機を安全に飛ばす。
翔び立つ瞬間は
いつも感動します。

PROFILE
外国語学部 2014年卒業
大学時代は羽田空港でアルバイト。目標の近くに身を置いて、モチベーションを保ち、「那覇空港インターン」など、学外プログラムも活用し、念願の航空業界への就職を決めた。ロードコントロール業務という安全を支える重要な部署に着任した。「海外便についての連絡は全て英語です。もともと英語が好きで、大好きな航空会社の仕事が見渡せる今の仕事は、自分にとって天職だと思っています。」

見えないところで安全を支えるロードコントロール業務。

航空会社の「ロードコントロール業務」は一般的にあまり知られていませんが、飛行機の安全な運行に欠かせない業務です。機体の重心が後ろすぎると、バランスが悪くなり安全な離着陸ができません。お客さまの人数・手荷物数・貨物量を考慮し、バランスの良い搭載位置・搭載量を考えて搭載を指示したり、コックピットにいる機長へ機体の重量や重心位置を直接説明にいきます。そして飛行機が離陸するのを見届けて、一つの業務が終わります。お客さまにはスケジュールがあり、狂わせることはできません。そのために空港では多くの人たちが携わり、多くの情報が飛び交います。必要な情報を正確に伝えるため、別セクションのメンバーとのコミュニケーションをよくとっておくことはとても大切。IT化・システム化が進んでも、人と人だからこそわかる少しの変化に気付きすぐに対応できるようにしたい。「仲田がいたからスームズに進んだ」と言われる働き方を目指しています。

「視野を広く」大学時代の先生のアドバイスは今も活きています。

私は高校生の頃から航空業界を志望していました。文京学院大学に決めた理由は、航空会社で働かれていた先生の授業があること、空港でのインターンシップがあるなど、業界と接点が多い大学だったからです。先生と学生の距離も近く、特にゼミの先生にはいろいろなことを相談しました。空港インターンシップへの参加や羽田空港でアルバイトをするなど、航空業界に対する私なりのアプローチを見ていてくださり、他のインターンシップの情報や、就活中には履歴書の書き方など細かなアドバイスをいただきました。企業研究をするときも興味のある会社のみを調べるのでなく、関連する企業も調べ、多面的な視点からアプローチする大切さを教えてくださり、航空機などを製造しているアメリカ・シアトルにあるボーイング社の工場見学に行くきっかけもくださいました。「興味の視野を広げることが大切。」という先生の言葉は、仕事をするようになってからも大切だと感じています。

※インタビュー内容はすべて取材当時のものです。